原産国はアフリカで、爬虫類を彷彿させる鱗はスネの部分にあたる、ダチョウの脚「オーストリッチレッグ」。飛べない巨大鳥ダチョウの脚の革は、膝下から足首までの長さが約400mm、スネの蛇腹を中心に横幅が約100mmあり、1羽から2枚しか採取することができません。さらに、縦300mm×横100mmくらいの限られたサイズの素材であるうえに、剥き出しになっている脚部はキズも多く、品質の精査を行うと少量しか残らない希少な皮革。「オーストリッチ」と言えば、一般的には「クイル」と呼ばれるダチョウの背中にある毛穴模様をイメージされますが、「オーストリッチレッグ」は、その「クイル」にも負けない美しく野生的な個性を発揮している素材です。