1963年にイタリア・トスカーナ州で設立し、2020年には環境保護・安全性の担保を目的とした国際団体Leather Working Groupから厳しい基準をクリアしたタンナーとして認証を受けたM.P.G社による「イングラサット」。長い経験・実績から培われたプロフェッショナル精神、自然素材へのこだわり、ファッションへの感度、時代性への適応を重視しながら、クロムなどの金属成分を一切使用しない伝統的なバケッタ製法による植物タンニン鞣しを貫き、自然にやさしい革作りを目指しています。ドラム(樽)にて、ケブラチョ・ミモザなどの植物の渋で鞣し、アニリン仕上げを基本的に施すことで、銀面の整った表情を生かした透明感のある風合いを実現。牛のショルダー部位を採用した上品なスムースレザーで、繊維がしっかりとしてキメが細かく、非常に滑らかで適度なハリとコシがある硬さも魅力です。また、職人が、手作業で1枚1枚をじっくりと時間をかけながら、イタリアの色彩センスで染色を施しているのも特長。さらに、オイルをしっかりと含ませているので、使い込むほどに色の深みやツヤが増していき、発色が良く味わい深くなる経年変化も楽しめます。