ヒラメキから生まれる自由な発想による”ものづくり”を大切にしているレザーブランド『HIRAMEKI.』のアーキライン二つ折り財布。ひとつひとつ丁寧に日本の職人が手作りしている細部への美学とともにと、キャッシュレス時代を見据えて小銭入れを排したスリムなフォルムも魅力。美しい建築デザインからインスパイアされた意匠と、洗練されたラインのスタイリッシュさが、新たな大人の魅力を切り拓いてくれる。
世界の近代建築の三大巨匠の一人、ドイツ出身のファン·デル・ローエが残した言葉「“God is in the detail”(神は細部に宿る)」。それは、シンプルな美しいデザインにおいても、細部への仕上げやディテールへのこだわりに、技が潜んでいることを意味する。
美しい建築デザインから着想した、『HIRAMEKI.』のレザーラインアップ「アーキライン」。日本国内の技術が高い紳士物の革小物職人により、日常に寄り添う革小物として、歪みのない美しい“ものづくり”から誕生。
キャッシュレス時代に相応しい、スリムなデザイン。熟練の職人の技術により実現した、最大2cm以下のスリムな幅で、小銭入れをなくして、カードと紙幣の収納に特化したスタイリッシュな仕様。スーツ·ジャケットの胸ポケットやバッグにもすっきりと収まり、スマートな大人の余裕を感じさせてくれます。
目指したのは、スリムなだけで終わらない二つ折り財布。出し入れしやすいカードポケットや、チケットなどの長い収納物も折らずに収納可能な幅に余裕がある札入れなどの使いやすさを追求するとともに、手にした人を美しく魅せるデザインにもこだわっています。革本来の味わいを生かした素材感と、手で触れたときに感じるしなやかさがあり、経年変化によって育てがいがあるのも魅力です。
カード段にデザインされた独特のカットにより、カードが重なることで奥行きが生まれ、連なる建造物風景のように感じさせる意匠を演出。そして、裁断した革の形状を損なわずに革を薄く漉き、線がより引き締まるように、縁を返してネン引きされ、美しいラインワーク。この幾何学的な独特のラインを、手作りで精巧に仕上げることができる職人は、日本でもわずかしかいません。
革を裁断した後、ヘリを内側に返すことなく革の縁を磨き、そこに均一の塗料を塗布しながら、職人が丹念に縁を仕上げるコバ磨き仕上げ。国内の紳士物の工房の中でも、ほんのひと握りの職人しかしかできない美しく魅せる仕上がりにより、すっきりと余計な線をなくした薄い財布を生み出すことができます。美しいディテールを追求した「アーキライン」のアイデンティティを保つため、細心の注意を払いながらパーツを製作。内装の牛革は、漉くと形が1枚1枚変わってしまうため、縁に歪みが出ないように仕上げています。
外装・内装ともに、テカリを抑えた上品な牛ステアの本革「ベーシックレザー」を使用。革本来の味わいを生かすタンニン鞣しと、しなやかさを与えるクロム鞣しの混合鞣しの手法で作られた素材です。
タンニン鞣しとクロム鞣しの混合鞣しを施した上品な牛ステアの本革「ベーシックレザー」。アニリン仕上げを施していないテカリを抑えた素材で、外装との相性も良く、しなやかで適度なハリがあります。また、ファスナーの金具には、信頼性の高い日本のYKK製を採用し、スライダーとエレメント(務葉)のスムーズな動きを実現するとともに、カラーリングも内装のアクセントになるように外装に合わせた色指定をしています。
※有機溶剤が一切使われていない植物由来のマイルドな保革クリームをおすすめします。革に栄養と潤いを与えることで乾燥を防ぎ、革本来の味わいが生きた、しなやかな手触りを保てます。