斜塔で有名なイタリア・トスカーナ州ピサにあり、上質なカーフで知られている名門タンナー・インカス社のベビーカーフ「パルマ」。生後3ヶ月以内の仔牛を原皮としているので、1頭あたり約70〜90デシメートルしか取ることができない希少な皮革で、床面のきめ細かさが特長です。伝統のベジタブルタンニン鞣しと、コガシと呼ばれるバーニッシュ仕上げにより、美しい光沢があるツヤやかな表面と、しっとりとしなやかで柔らかい質感が魅力。天然素材ならではの血スジやトラ模様があり、均一に塗り固められていない色味のムラ感と透明感も漂わせています。ヨーロッパの高級メゾンの靴素材として長年選ばれ続けているカーフレザーで、使い込むことと次第に立体感が現れ、この革が本来備えている独特の美しさを醸成。さらに、クリームなどで定期的に磨くことで、自分好みのツヤ感に仕上げることができます。