300年以上の歴史を誇る、フランス最古の現存タンナー・アース社製(旧:デギャーマン社)の「バラニール」。雄大な自然からの豊富で清涼な水に恵まれているアルザス地方にあり、地域に伝わる伝統的な技法と熟練の職人技により、比類ない美しい皮革を作り続けています。オスの仔牛の原皮を使用し、タンニンの割合を多くしたクロームとのコンビ鞣しによるハイブリットな製法で、多量のワックスとオイルで仕上げています。表面加工を極限まで抑えているので、自然由来のシボやトラ目がランダムに入り、それぞれで異なる表情が魅力。タンニン鞣しの皮革と比べると小キズ・摩擦・水分に強くて扱いやすく、他にはない緩やかで上品なエイジングも楽しめる高級素材。マットな質感から使い込むほどに革の油分でツヤ感のある光沢を纏っていくのも魅力で、ヨーロッパの有名老舗メゾンでも採用されています。