使い込むほどに擦り切れていくステッチを、可能な限り少なくすることで耐久性を追求。さらに、一枚革を折り畳んで組み立てる構造のエンベロープ型にして、金具なども排除した丈夫な作りにしています。名刺を30枚〜40枚ほど収納できる箱型のメインポケットは、立ち上がる設計にすることで、使いやすいスムーズな出し入れも実現。カブセ側のインナーポケットは、1つ（標準）のシンプルな仕様と、2つ（オプション）のスリット仕様からセレクトでき、スリット仕様は名刺を素早く差し込めるので、よりスマートに使いこなせます。

レザーアーティスト・髙橋秀行が、1枚革から見定めて貴重な部位のみで作り上げるなど、素材の素晴らしさを存分に味わえる選び方にこだわり、アイテムやパーツごとに絶妙な厚み調整を施しながら、最適な部分のみを使用している『LUTÈCE』。また、ほつれにくくて丈夫な「八の字縫い」を取り入れた総手縫いをはじめ、断裁・縫製・仕上げに至る全工程に技術と配慮を注ぎ込みながら、すべて手作業で製作しています。さらに、切り目本磨きのコバは、断裁面の繊維を柿渋で染め固め、紙やすりで整えてヘリ落としでバリを落とし、丸みを持たせて磨いたうえで、仕上げ剤を塗り込む工程を何度も繰り返すなどの美学が凝縮。細部にまで貫かれている美意識の高さと、ひとつひとつの作品に想いを込めた妥協なき仕立てのクオリティが、他とは一線を画す唯一無二のアイテムへと導いています。